【2026年(令和8年度)最新版】雇用保険料率・健康保険料率の変更点まとめ
2026年(令和8年度)から新たに導入される「子ども・子育て支援金」と、改定される「介護保険料率」について、具体的な徴収率(料率)と労使それぞれの負担割合(折半率)を詳しく解説します。
給与計算の実務にぜひお役立てください。
1. 【新設】子ども・子育て支援金
令和8年4月(5月納付分)から、少子化対策の財源として、健康保険料とあわせて徴収が始まります。
- 徴収率(全体):0.23%
- 折半率(労使負担):
- 従業員負担:0.115%
- 事業主負担:0.115%
この支援金は、健康保険の加入者全員が対象となります。賦課限度額などは健康保険の仕組みに準じて計算される予定です。
2. 介護保険料率(全国一律)
40歳以上64歳以下の従業員(第2号被保険者)が負担する介護保険料率は、令和8年度に引き上げとなります。
- 徴収率(全体):1.62%(令和7年度:1.59%から0.03%アップ)
- 折半率(労使負担):
- 従業員負担:0.81%
- 事業主負担:0.81%
健康保険料率が引き下げられる一方で、介護保険対象者はこの引き上げ分を考慮する必要があります。
3. 【静岡県】令和8年度 社会保険料率一覧表(協会けんぽ)
静岡支部の健康保険料率と、上記の新しい料率をまとめた一覧表です。給与計算時の料率設定にご活用ください。
| 保険種類 | 全体料率 | 従業員負担 (折半) | 事業主負担 (折半) | 備考 |
| 健康保険料 (静岡支部) | 9.61% | 4.805% | 4.805% | 令和7年度より0.19%低下 |
| 介護保険料 | 1.62% | 0.81% | 0.81% | 40歳〜64歳が対象 |
| 子ども・子育て支援金 | 0.23% | 0.115% | 0.115% | 【新設】 5月納付分より |
| 雇用保険料 (一般事業) | 1.35% | 0.5% | 0.85% | 令和7年度より0.1%低下 |
※健康保険料と子ども・子育て支援金は合算して徴収されますが、システム上は別々に管理・設定が必要になるケースが多いです。
4. 実務上の注意点:徴収開始のタイミング
「折半」という言葉の通り、いずれの保険料も会社と従業員で半分ずつ負担しますが、適用開始時期には注意が必要です。
- 健康保険・介護保険(3月分/4月納付分〜)
静岡支部の新料率「9.61%」と介護「1.62%」は、多くの企業で4月支給の給与(翌月徴収の場合)から反映させます。
- 子ども・子育て支援金(4月分/5月納付分〜)
健康保険料とセットですが、制度開始が4月分からのため、実際の天引きは5月支給の給与から始まるのが一般的です。
- 雇用保険(4月1日以降の給与〜)
4月1日以降に締日がくる給与から、新しい「0.5%(本人負担分)」を適用します。
まとめ
令和8年度は、雇用保険と健康保険(静岡支部)が下がる一方で、介護保険の上昇と新制度「子ども・子育て支援金」の導入が重なります。
特に5月支給給与での「子ども・子育て支援金」の設定漏れがないよう、事前の準備を進めましょう。
